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「親力」 親野先生コラム 第28回

親力の1つとして検索力を身につけよう(後編)

このことをメールマガジンで書いたところ、それを読んでとても気持ちが楽になったという方もいました。
もし、こういうことを知らなかったら、「わが子のチックは、親である自分の育て方に全ての原因がある」と思い込んで、いたずらに悩んでしまう可能性もあります。
知っていればそういうことが防げますし、適切な対応をすることができるようになります。

もちろん、私はその面の研究者ではないので、この情報が完全に正しいと断言することはできません。
さらに研究が進めば、これが間違いだったということになるかも知れません。
その可能性が全くないとは言い切れませんし、科学的な発見には常にそのような可能性が存在するものなのです。

とはいっても、ろくに調べる方法がなかったころに比べればはるかにいい状況なのです。
そこで、私は「親力の1つとして検索力を身につける」ことをおすすめしたいと思います。
そのために、いくつか提案したいと思います。


先ほど言ったように、アンド検索、マイナス検索、オア検索などの検索方法を使えるようにすることは基本中の基本です。
それについての本を読むのもいいですし、それこそ「検索方法」という言葉で検索して調べるのもいいでしょう。


具体的な悩みがある場合には、「子育て 相談」「子育て 悩み」などと言葉をいくつか組み合わせて検索してみてください。
必要に応じて、ADHD、LD、軽度発達障害、肥満、アトピー、鬱、いじめ、学力、しつけ、整理整頓、マイペース、親子関係・・・などの言葉も入れます。

そうすれば、子育て相談や教育相談を扱っているところがヒットするはずです。
専門家が回答するところもありますし、親同士が回答を出し合うところもあります。
ウェブ上で対応のところもありますし、電話や面談で対応のところもあります。

ウェブ上で対応しているところでは、過去の相談事例を公開しているところが多いと思います。
それは、かなり役立つはずです。
というのも、世の中には似たような悩みで悩んでいる人が必ずいるからです。
自分の悩みのヒントになるものがそこにある可能性は、かなり高いと言えるのです。


「○○市 子育て 相談」「○○市 子育て 悩み」などのように、自治体の名前を入れて検索すれば、距離的に近いところで面談可能なところが見つかると思います。
自治体や民間の子育て支援センター、相談所、病院、子育てサークル、子育てサロン、NPOなど、いろいろなところがあります。

やはりウェブ上のやりとりだけでは、どうしても不十分なことはあります。
やはり専門家や同じ悩みを持つ人と直接会って話をすることには、かないません。
直接人と会ってたっぷり話を聞いてもらったり、いろいろなアドバイスをもらったりすることは大切です。
その場合、インターネットで検索することは、そのような場所や施設を知るためにとても有効です。


子育てや教育について信頼できるサイトを「お気に入り」に登録しておくのもいい方法です。
ウェブ上には無料で良質の情報を提供しているサイトがたくさんあります。
これらを使いこなせば、大いに役立つはずです。
日常的に覗いていれば、いろいろ有益な情報を得られると思います。


ここまで、インターネットの有効性について書いてきましたが、だからといって身近な人の経験に学ぶ必要がないということではありません。
おじいちゃん、おばあちゃん、ママ友達など、身近な子育て経験者からも大いに学ぶ姿勢が大切だと思います。
実体験に基づいた経験則には、実際的で有効なものが多く含まれているからです。
大いに吸収して、自分のものにしていって欲しいと思います。


いろいろな情報を利用する際の注意点としては、何ごとも無条件で鵜呑みにしないことが大切だと思います。
インターネットの情報は玉石混淆ですし、専門家の意見が人によって異なることもありますし、身近な人の経験則が間違っていることもあります。

ですから、その情報がわが子に合うかどうかは、親の責任で絶えず吟味していることが必要です。
例えば、「○才で乳離れ」などとウェブ上に書いてあったり、専門家が言ったり、身近な人がいったりするかも知れませんが、実際は子どもの成長における個人差はものすごく大きいのです。

わが子の実状をよく見て、それに応じて対応するということは、どんな場合でも一番大切なことなのです。
実は、わが子こそ一番の情報源なのです。
この一番の情報源を常に意識しながら、いろいろな情報源を上手に使いこなして欲しいと思います。

以上、6つ提案をしました。
情報がビジネスの成否を左右するといいます。
子育てにおいてもいい情報を得ることはとても大切なことですから、ぜひ、みなさんやってみてください。
仕事ではインターネットを駆使しているのに、子育てではあまり使っていないという人も多いようです。
仕事で使うそのスキルを、子育てにも生かしてください。

親野智可等
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